朝、仕事が始まってしばらくすると
myデスクに置いてある携帯に
ダーからメールが入っていた。
「クロが腎不全で死にそうやねんて…」

慌てて会社の電話からダーに電話する
D「ナニ?どういうコト?」
ダ「いや、そのまんまやけど、オカンから電話があって、
今は入院してるらしいけど、
この2〜3日がヤマらしいわ」
D「・・・」
ダ「オカンに電話してやって。
落ち込んでるみたいやから」

そのまま速攻で、おばちゃんに電話する。
D「水曜日、そっちに行きます!」
お「ムリせんでもいいで。でも、来れるならおいで」

結局、次の休みは日帰りで大阪に行くことにした。

クロと出会ったのは、4年位前の春。
ウチもダーも仕事が休みで、ドライブがてらに
緑地公園へ散歩に行った時のこと。
捨て猫がいっぱいいて、その子たちにエサを
あげてるオバちゃんがいた。
みんな普通に近寄ってくるのに、
真っ黒なその子は、遠くからずーっと、
他の子たちがエサを食べ終わるのを待ってた。
D「1人、連れて帰りたいなぁ…」
ダ「無理やろ…」
D「うん…」
ダ「また遊びに来ればええやん」
D「うん…」
聞けば、ソコにいる子はみんな、避妊手術も済んで、
里親を待ってる子たちらしい。

後ろ髪を引かれる思いで帰った次の日。
仕事から帰ると、珍しくダーが部屋にいた。
D「仕事は?」
ダ「今日は休み取ったー」
?「ミィー」
D「えっ?」
にやっと笑う、ダーの視線の先を探してみると、
お風呂場の扉の陰に隠れて、
びくびくしながらコッチを見ている、
クロがそこにいた。

その日から、実家へ戻ることになった日まで、
クロは一緒にいた。
人間が嫌いみたいだ。と、公園のオバちゃんは
話していたけど、クロはウチになついた。
仕事を終えて帰ると、ベッドの上のウチの上に
飛びついてきて、ホンマにネコかと思う位、
ベッタリだった。

そんなクロを、見守ってやりに
次のお休みは、クロの為に使おう。
そう決めたから、水曜日はダーのいない大阪へ、
クロに会いに行って来ます。
…もう、ウチのコトなんて、忘れちゃってるんかな?

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